2月8日(金)にアフリカからのJICAの研修生に対する、3時間の講義をしました。彼らは、コンゴ民主共和国、ガーナ、リベリア、モーリタニアとマリからの研修生。どの国も行ったこともなければ、その国の人に会ったのも初めてーー。そしてお互いの母国語ではなく、英語でのセッション。内容は、Win-winの考え方がアフリカマラウイでの一村一品のプロジェクトやバオバブ・サンライズでの起業の経験に役に立ちましたよという話。彼らは、母国では、中小企業振興の仕事や、実際に中小企業の経営をされている方々。この研修のコース名は、「アフリカ地域 起業家育成・中小零細企業活性化(B)」。くたびれ果てましたが、参加者の皆さんも楽しみつつ、何かを感じ取ったようにも見えたので、課題は一杯残りましたが、とりあえず良しとしました。
写真左から、ジョージさん(リベリア)、ウンバンバさん(コンゴ民主共和国)、トラオレさん(マリ)、ジャスティンさん(コンゴ民主共和国)、岡田、ハーワーさん(モーリタニア)、ピロメナさん(ガーナ)、フランシスさん(リベリア)、北村さん(研修責任者)です。
彼らに、日本から母国に何を持って帰りますかと聞いたところ、「日本の時間を守る文化を持って帰りたいの」とか“私は、「箸を買ったわ」とか「グリーンティーを持って帰る」等なるほどなあと思ったり、「私は、東京タワーの模型」など意外なものを持って帰るんだなあと思ったりでした。「グリーンティーは甘くして飲むとおいしいですよ」と言っていた人もいて、面白いなあと思いました。
あとバオバブの木のことを聞いてみたら、全員が「バオバブの木、自分の国にありますよ」と言っていたのには驚きました。あとモーリタニアの人は、「バオバブジュースはたくさん飲むけれど、バオバブオイルは今日初めて見て試したわ。私の国では、下痢の時にバオバブパウダーを飲んで治すの。あと、バナナジュースとバオバブやパイナップルジュースとバオバブを混ぜたジュースがあり、おいしいですよ」とも言っていました。
自分自身も、初めて会う国の研修生達から、多くのエネルギーを頂きました。
この研修のアレンジをして下さったKITAの北村さん、研修監理員の仲村さん、ありがとうございました。