日本国内でもバオバブの木を見られる場所は、いくつかあることをご存知でしょうか?
バオバブを見に行ってきました。昨年2010年の10月に、山口県宇部市のときわ公園―世界を旅する植物館に行ってきました。本土の植物園にあるバオバブの木このバオバブは、温室育ちです。この木は、セネガルから届いたもので、推定年齢100歳程度で、国内最大級の物とのことです。
植物園の飼育係の方から、日本国内の植物園では、全て温室育ちとのこと。また、バオバブは他家交配植物なので、受粉するには別の木が必要であること。もしバオバブを屋外で自生させたい場合、植樹するなら3月くらいに植えると寒さを少し記憶するので良いのではないかとのアドバイスも頂きました。また、バオバブは乾燥地に自生しているので、水はけのよい土壌に植えた方が良いとのことでした。
沖縄には、屋外で自生しているバオバブの木があるという話を耳にし、2021年の2月に、実際に見に行ってきました。沖縄の東南植物楽園、熱帯ドリームランド、ジオパークの3か所でバオバブが屋外で自生していました。長いものは苗を植樹してから50年以上経ったものもありました。植物園の方々に、バオバブを屋外で育てるには、何を注意する必要があるのかを聞いたところ、冬をどう乗り切るかが、課題とのこと。バオバブの木は、5度以下になると生きていくのが難しいーーとのことでした。また、ある程度年数の経ったものを植樹する方が、良いでしょうとのことでした。
何故、日本各地にバオバブの木を見に行ったかと言いますと、バオバブの木が好きだからなのですが、それに加えて、熊本県の天草の無人島産島にバオバブの木を植えるという計画が浮上しつつあったためです。折角植えるからには、きちんと自生して欲しい。そういう想いで、バオバブの木の世話をしている方々から多くのアイディアを頂きました。
観葉植物を扱っておられる会社の方々からもアドバイスを頂きました。
「地植えにすると木は根を張るので強くなりますよ」とか「植樹してすぐは、ある程度水が必要」とか「イノシシがいるなら、柵をした方が良い」などなど。
多くの方々からの助言を頂き、自分自身の想いをのせ2021年3月30日に、バオバブの苗を無人島に植樹してきました。これから1000年生き続ける可能性のあるバオバブの木。上の写真みたいに、根が張り、葉が映え、大きく育ちますように!植えたのは、下の写真の小さなバオバブの苗、3本です。