バオバブオイルとアルガンオイルは、共にアフリカ産であり、ビタミンE、オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸等のスキンケアに適している成分が豊富な、似通った効果が期待できるオイルなのです。
使い方につきまして、顔のスキンケアに使うのはもちろん、全身の肌や頭皮、髪の毛のケアに使うことができることも、似ています。
人の体に良いものは、どこに塗っても良いものなのですね。
では、成分を比較してみましょう。
バオバブオイルのビタミンEの含有量は、アルガンオイルの約2倍、オリーブオイルの約13倍と非常に、高いです。ビタミンEは、抗酸化作用を促し、血行を良くする働きのある別名若返りのビタミンともいわれている成分です。
ビタミンEの血行促進作用などは肌のくすみ改善なども期待でき、多くの化粧品製品に取り入れられています。加えて血行が良くなることで肩こりや疲れ目の解消にも期待がもたれ、美容面だけではなく健康面でも、補充したい成分です。
パルミチン酸は、飽和脂肪酸の中で、抗酸化作用があり、ビタミンAを安定化させて、過剰な皮脂の分泌を抑えると言われています。しわやニキビが気になる方に嬉しい成分です。アルガンオイルの約2倍の含有量です。
100g中
オイル名 |
リノール酸 |
オレイン酸 |
ビタミンE |
パルミチン酸酸 |
バオバブオイル |
27.3% |
31.6% |
93.3㎎ |
23% |
アルガンオイル |
33% |
46 % |
51.4㎎ |
12.3 % |
一方、リノール酸とオレイン酸については、アルガンオイルの方が、バオバブオイルより含有量が若干高いです。リノール酸は皮膚のバリア機能をアップさせると言われており、オレイン酸は血管の健康を保ち、生活習慣病を予防するといわれています。また、オレイン酸は人間の皮膚にも含まれている成分なので、化粧品の原料として多くの商品に使われています。
まとめ
バオバブオイルとアルガンオイルは成分組成と、全身に使えるところが似ている。成分の含有量では、バオバブオイルは、若返りのビタミンと言われているビタミンEと、皮脂の分泌を抑えると言われているパルミチン酸の含有量がアルガンオイルの約2倍。化粧品原料として多く使用されているリノール酸、オレイン酸の含有量は、同程度である。
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